あべ歯科インプラントクリニック★朝日新聞★21世紀の歯科医療を考えるシリーズ ★ 朝日新聞 ★

21世紀の歯科医療を考える  シリーズ
■ シリーズNo.1 ■

企画・製作/朝日広告社

21世紀の歯科医療で
ますます注目されるインプラント療法

執筆:阿部成善  (あべなるよし) あべ歯科インプラントクリニック院長  発行  2001/01/03


最近の歯科領域における二大疾患である、虫歯と歯周炎(いわゆる歯槽膿漏)が感染症であるという認識が高まってきています。

虫歯は生後まもない頃からのプログラムが効を奏して抜歯にいたる傾向は減少するでしょう。歯周病に関しては、虫歯ほど、その効果は確認出来ていません。

現在のところ30代以降細菌の感染を受けやすい、環境になりやすく徹底したプラークコントロール(歯みがき)によって炎症の拡大を制御するしかありません。

そして歯周病が進むにあたり、口腔内のかみ合わせのコントロールがみだれ、感染と共に抜歯の方向で進むことがままあります。

抜歯により、歯牙欠損が生じた際に周囲組織に負担をかけることなく、咬む力のコントロールが出来るよう。治療を行うにはインプラント治療が効果を発揮するでしょう。

インプラント療法の利点としては、インプラントは新たに強固に咬む歯(天然歯より強固)が獲得でき、天然歯牙欠損部のみで治療が可能である。

・前歯部では天然歯と同じ様に審美的に可能となった。

・骨の移植などと合わせれば骨欠損が大きな人でもインプラント
治療が行える。(熟練したインプラント歯科医による)

・歯槽骨の保存が可能である(部分いればでは力をかけた歯の予後が悪いし、欠損部の骨が吸収しやすい。また左右の歯牙咬み合わせ前のみだれが起こったり残った歯に負担が大きくなる)インプラント療法や矯正治療などが上下顎の力のバランス崩壊への流れを変えることになるのです。

このインプラント療法の術者の技術を含む因子が、インプラントの成功の度合いに、影響を及ぼします。侵襲の少ない手術、制度の高い適合性、咬み合わせ治療技術、メンテナンス時のインプラント周囲組織の管理法などすべての処置に対する技術力が必要です。今や口腔内に長期的に安定する治療法は、プリッジ(94%)入れ歯(75%)でのなくインプラント(96〜98%)の成功率が一番高いと言われる様になって来ました。

※( )内の%は5年での成功率21世紀に入り、一段とインプラント治療が進み種々の症例に使用されるようになり、より市民権を得るようになるでしょう。

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